腎臓病は、病気が進行するまでほとんど自覚症状が出ないのが特徴。ですから、定期的に健康診断を受け、腎臓の機能をチェックしておかなければなりません。
腎臓の異常が確認できる検査は、主に尿検査と血液検査になります。その検査結果について、どの数値に注意してみるべきかなどを解説しましょう。
さらに、血液や尿検査で要再検査となった場合、腎臓の機能をさらに詳細に調べるため、どのような検査が行われるのか、具体的にご紹介します。
健康診断で一般的に行われている尿検査は、被検者の尿を採取してその成分を調べ、タンパク質や血液が混じっていないかをチェックします。ただし、体調によっては腎機能に異常がなくても、尿にタンパクや血液が混じってしまうこともあるので、必ず2~3回繰り返し検査する必要があります。
尿検査の結果としてよく表示される項目について、異常が見つかった場合にどのような病気が疑われるのか、リストアップしてみました。
健康診断の中で、最もよく行われる検査のひとつが血液検査です。採血し血液中に含まれている成分を調べることで、腎臓やその他の臓器の機能、健康状態をチェックできます。
血液検査には、数種類の検査方法があります。
尿検査や血液検査で疑いがある場合は、さらに詳細な検査を行います。主に行われるのは、以下のような方法です。
<腎生検>
腎臓に直接細い針のようなものを刺して組織を取り出し、顕微鏡で観察する検査。局部麻酔をして針を刺す方法と、手術で切開して行う方法があり、入院が必要です。腎炎やネフローゼ症候群を診断する際に良く行われる方法です。
<画像診断>
CTスキャンや超音波エコー検査、血管造影やMRIなどを使って、腎臓を画像として映し出し、確認する方法です。腎臓の形や大きさを撮影する方法、内部を撮影する方法、動脈や動脈の流れを撮影する方法などがあります。
当サイトは「食と腎臓病について考える会」が管理・運営している、腎臓病の基礎知識と役立つ情報をまとめたポータルサイトです。掲載しているコンテンツに関しましては、できる限り最新の情報を元にオリジナルの記事を作成しております。ただし医療機関や専門機関ではありませんので、疾病に関する専門的な相談や依頼は承っておりません。
また当サイトに掲載されている情報のご利用・ご活用に関しましては、自己責任でお願いします。万が一、掲載されている情報でなんらかの損害が発生したとしても、当サイトでは一切の責任を負いかねます。あらかじめご了承ください。