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簡単レシピ【ごはんもの】

低たんぱく米を使えば、ボリュームたっぷりのごはんものメニューも楽しめます。管理栄養士の宮澤かおるさんに大豆入りキーマカレーほかの簡単レシピを作成していただいたので、ぜひ作ってみてください。

大豆入りキーマカレー

低たんぱく米180gを使った場合

腎臓病の人向け手作り料理レシピ・大豆入りキーマカレー

市販のカレールーは使わず、良質のたんぱく質である大豆も加えました。付け合せは揚げ野菜にすれば、エネルギー量も確保できます。

    材料・1人分

  • 豚ひき肉35g/茹で大豆30g/たまねぎ20g/すりおろしにんにく1g/すりおろししょうが1g/オリーブオイル10g
  • A(トマト缶50g/コンソメ1g/中農ソース3g/ケチャップ3g/しょうゆ1g/カレー粉小さじ1/塩0.5g/黒こしょう少々/ローリエ1枚)
  • 素揚げ野菜 れんこん10g/なす10g/赤パプリカ10g/揚げ油適量
  • エネルギー300kcal/たんぱく質12.4g/塩分0.9g/カリウム584mg/リン149mg

    作り方

  1. たまねぎはみじん切り、パプリカは一口大に切り、なす、れんこんは輪切りにし、野菜は水にさらし水気をきる
  2. 冷たいフライパンにオリーブオイル、にんにく、しょうがを加え弱火で熱し、香りが立ったら強火にしてひき肉を加え炒める
  3. ひき肉の色がかわったらたまねぎを加え炒め、Aを加え時々かき混ぜながら炒め煮る
  4. パプリカ、なす、れんこんは熱した油で素揚げする
  5. 器にごはん(180g)と3のカレーを盛り、素揚げ野菜を添える

    普通のごはん180gの場合

  • 豚ひき肉20g/茹で大豆20g/たまねぎ20g/すりおろしにんにく1g/すりおろししょうが1g/オリーブオイル10g
  • A(トマト缶50g/コンソメ1g/中農ソース3g/ケチャップ3g/しょうゆ1g/カレー粉小さじ1/塩0.5g/黒こしょう少々/ローリエ1枚)
  • 素揚げ野菜 れんこん10g/なす10g/赤パプリカ10g/揚げ油適量
  • エネルギー284kcal/たんぱく質8.3g/塩分0.9g/カリウム487mg/リン112mg

オムライス

低たんぱく米180gを使った場合

    材料・1人分

  • 鶏モモ肉(皮付き)35g/たまねぎ50g/ピーマン20g/卵50g/油大さじ1/塩少々
  • A(トマトケチャップ大さじ1/塩小さじ6分の1)/トマトケチャップ大さじ1
  • エネルギー605kcal/たんぱく質13.2g/塩分1.9g/カリウム376mg/リン205mg

    作り方

  1. 鶏モモ肉は小さめの削ぎ切りにし、塩で下味をつける。たまねぎとピーマンはみじん切りにし、卵は割りほぐしておく
  2. フライパンに半量の油を入れ熱し、1の鶏肉を炒め全体に焼き色がついたらたまねぎを加え、色が変わるまで炒めた後、さらにピーマンを加えて炒める
  3. Aで味を整える
  4. 別のフライパンに残りの油を加え熱し、溶き卵を流し込み手早く混ぜる
  5. 半熟状になったら3をのせ、包み器に盛ってケチャップをかける

    普通のごはん150gにした場合

  • 鶏モモ肉(皮付き)15g/たまねぎ50g/ピーマン20g/卵50g/油大さじ1/塩少々
  • A(トマトケチャップ大さじ1/塩小さじ6分の1)/トマトケチャップ大さじ1/マヨネーズ5g
  • エネルギー579kcal/たんぱく質13.7g/塩分1.9g/カリウム362mg/リン198mg

きのこの炊き込みご飯

    材料・1人分

  • 米60g/鶏ムネ肉10g/にんじん15g/舞茸15g/しめじ5g/エリンギ15g
  • A(酒2g/減塩2g)
  • B(だしの素1g/減塩だしわりしょうゆ2g/酒1g/塩0.2g)
  • エネルギー247kcal/たんぱく質7.5g/塩分1g/カリウム252mg/リン119mg

    作り方

  1. 鶏ムネ肉は小さめの削ぎ切りにし、Aに漬けておく
  2. 舞茸、しめじ、エリンギ、は石づきを取り、一口大に切る
  3. にんじんは短冊切りにする
  4. 研いだ米に水(適量)、B、1、2、3を加えて炊く

    ごはんレシピの注意点

  • 「ごはんは炭水化物だけでできている」は誤解。じつは多くのたんぱく質を含んでいる
  • 精白米を炊いたごはん一杯(180g)にたんぱく質4.5gも含まれている
  • 腎臓病患者用の低たんぱく米(お米からたんぱく質を除去したものやコーンスターチなどをお米の形にしたもの)を利用する
  • ただ、低たんぱく米は普通のごはんとは味が異なり、若干価格が高い
  • たんぱく質量の調整は、主菜(おかず)の工夫でカバーするのがおすすめ

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