腎臓病にならないために、日常生活で気をつけるべきポイントと予防法について、Q&Aでお答えします。
まず尿の色から説明します。赤褐色や茶褐色の場合、赤血球が混じった血尿と考えられます。
また、白濁や泡が立つ尿も要注意と言えます。ちなみに健康な尿の色は単黄色や単黄褐色です。体内の水分量次第で色は薄くなったり濃かったりします。朝一番は濃いですし、寒い冬や大量の水を飲んだ時は無色に近くなります。
次に尿の臭いについてです。鼻をつくような臭いや甘酸っぱい臭いには気を付けましょう。健康な尿はほぼ無臭です。
腎臓病になると、体内の水分や塩分の調整がうまく働かなくなり、水分がたまってむくみが生じます。
むくみが顕著に表れるのは顔と足。顔のむくみは朝起きた時にできやすく、まぶたなどの回りが腫れぼったくなって、小じわが目立たなくなります。
下肢がむくんでくると、足の甲が腫れて靴がきつくなったり、すねや甲を指で押してみると、くぼんで戻りにくくなります。
高血圧には注意を払いましょう。高血圧は腎臓病の大きな原因であり、脳卒中や糖尿病など様々な病気の原因になっているのです。
もし、高血圧と診断されたら放置せず、血圧を測って自己管理しましょう。また、降圧薬を服用している人は勝手に服用をやめず、医師の指示に従ってください。
肥満になると、腎臓に流れる血液の量が増え、腎臓に多大な負担をかけてしまいます。また、タンパク尿の要因ともなります。
塩分や脂質の摂り過ぎに注意をして、バランスのとれた食生活を試みましょう。
尿をつくる腎臓の負担を軽くするためにも、充分な水分を摂りましょう。特に暑い日や運動時は、こまめに水分補給をしましょう。
ただし、むくみなどの症状がある場合は医師に相談してください。
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