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たんぱく質制限食の実食レポート~食事宅配「冷蔵」VS「冷凍」どちらがおいしい?~

健康管理食や療養食の宅配サービス会社はいろいろあります。今回、内科や消化器科の病院によくカタログが置かれている宅配サービスのなかから、冷凍食だけでなく冷蔵食の宅配もしてくれる武蔵野フーズさんにご協力をお願いして、冷蔵食と冷凍食を実際に食べ比べてみました。

腎臓病の療養食としては「たんぱく調整食」が提供されますが、たんぱく質だけでなく、一日に必要なエネルギー量も計算され塩分やカリウムなども調整済み。「食事療法用宅配食品等栄養指針」に沿って、同社の管理栄養士が献立を作っているので安心です。

目次

【冷蔵食】やすらぎ膳たんぱく質・実食レポート
 - メニュー
 - 成分表
 - 実食レポート

【冷凍食】健康美膳(たんぱく調整食)・実食レポート
 - メニュー
 - 成分表
 - 実食レポート

冷蔵食と冷凍食の違いとは

武蔵野フーズ【冷蔵食】やすらぎ膳たんぱく質・実食レポート

まず日替わりでメニューが変わるという、たんぱく質調整食である「やすらぎ膳」の朝食からいただくことにしました。冷蔵食はご飯までセットになっているため、このまま電子レンジで温めればすぐに食べられて便利ですね。主菜は鶏肉の塩麹焼き。すまし汁もついていてボリューム満点です。

冷蔵食俯瞰写真

【冷蔵食】やすらぎ膳たんぱく質のメニュー

  • ご飯
  • 鶏肉の塩麹焼き
  • 玉ねぎとわかめのサラダ
  • すまし汁(小町ふ、小ねぎ)

成分表

エネルギー 486 kcal たんぱく質 13.4 g
脂質 11.9 g 炭水化物 77.9 g
ナトリウム 690 mg カリウム 365 mg
 

実食レポート

すまし汁ひとつひとつの容器が小さく、レンジに収めやすいサイズになっています。それに、温める時間が1品1分半程度と短時間。素早く食事の用意ができるので、時間がない朝は特に便利だと思います。お皿に盛り付けたほうが見た目もきれいなので、すまし汁も温めて容器からおわんに移しました。外出先や旅先であれば容器のまま食べてもいいですね。

主菜は鶏肉の塩麹焼き。腎臓の機能をサポートしてくれるという、しいたけが添えられていました。別添えで長ネギのソースが付いています。

鳥肉の塩麹焼鶏肉は焼き目がついた皮が見た目にもおいしそう!でも、皮がついているのにあまり脂っぽくなくサッパリとしていて、おしゃれな和食屋さんで出されるような感じ。塩麹の効果かお肉はやわらかくジューシーでした。シャキシャキとした長ネギを使ったソースが鶏肉にとても合っていて、朝食にはちょっと贅沢かもしれないくらいの満足感。しいたけもだしが利いていておいしかったです。

 

玉ねぎとわかめのサラダ玉ねぎが苦手な人にはどうだろう…と思いながら食べた玉ねぎとワカメのサラダ。これが予想以上にヒットでした。おいしくて箸が進んでしまい、すぐにお皿が空いてしまったほど。自分で料理するとどうしても好きな食材が偏ってしまうので、こうしたレシピとの出会いはありがたいと感じました。

武蔵野フーズ【冷凍食】健康美膳(たんぱく調整食)・実食レポート

療養食の宅配サービスではこの冷凍タイプが一般的。武蔵野フーズさんのたんぱく調整食は4タイプありますが、6食分が1セットになって送られてきます。

今回は特別に一食分だけ実食させていただきました。メインとなる主菜はからすがれいの中華マヨネーズ。冷凍食はおかずだけのセットになりますので、ご飯は自分で用意します。こちらも腎臓病食用に塩分なども調整されていて、ご飯抜きで300㎉ちょっとで計算されています。

冷凍食俯瞰写真

【冷凍食】健康美膳(たんぱく調整食)

  • からすがれいの中華マヨネーズ
  • 根菜の甘辛煮
  • マカロニのケチャップ炒め
  • 小松菜のナムル

成分表

エネルギー 316 kcal たんぱく質 9.1 g
脂質 17.2 g 炭水化物 31.0 g
ナトリウム 715 mg 食塩相当量 1.8 mg
カリウム 563 mg リン 179 mg
水分 217.8 g    
 

実食レポート

からすがれいの中華マヨネーズ電子レンジで6分ほど温めた後、容器の蓋を開けた瞬間に中華独特のおいしそうな匂いが立ち上ります。料理は見た目も重要なので、崩れないようにそっとお皿に盛り付けるのが少し難しかったです。

カラスが例の中華マヨネーズ2メインのからすがれいの中華マヨネーズは、箸がスッと通るほどやわらかく、口のなかに運ぶと舌の上で身がほぐれ、同時に最初に蓋を開けたときに立ち上ってきた香りが口いっぱいに広がりました。中華マヨネーズがおいしかったのですが、どうやって作るのか教えていただきたいと思いました。マヨネーズは高カロリーで塩分が低いので、腎臓病食の強い味方なのだそうです。薄めの味付けでしたが、かれいとよくマッチしていました。

 

マカロニのケチャップ炒めマカロニのケチャップ炒めは、しっかりとケチャップの風味が活きており、パプリカや玉ねぎといった栄養価の高い野菜をおいしくいただけたので、箸がドンドン進んでしまいました。ケチャップもマヨネーズ同様腎臓病食ではよく使われるそうで、和食よりもイタリアンのほうが素材のうまみとオリーブオイルなどで調理されるため、外食時にはイタリアンがおすすめのようです。

 

根菜の甘辛煮根菜の甘辛煮のレンコンやゴボウがやわらかく煮られており、特にシイタケを噛んだときにジワッとにじみ出てくる煮汁がとてもおいしかったです。減塩調理のポイントはだしでしっかり味をつけることだそうで、腎臓に負担をかけないように普段から塩分を少なくして、ちゃんとだしを使って料理しよう、と思いました。

 

 冷蔵食と冷凍食の違いとは

冷蔵食と冷凍食、どちらもおいしくいただけましたが、大きな違いは2つあるのかなと思いました。

ひとつはメニューのバリエーション。冷蔵食は日替わりメニューになっているため、給食のように毎日違った献立を楽しむことができます。ご飯やパン、デザートなどもセットになっているので、ご家族もご本人も食事療法の手間やわずらわしさから開放されて、ラクができるだろうなと思いました。

もうひとつは、冷蔵のほうが食べ物本来の食感が楽しめるということ。最近の冷凍食は再現性が高く、旬の素材を調理して急速冷凍するなど工夫されています。でも、毎日食べることを考えれば冷蔵食のほうがより季節感が楽しめて、食べ物本来のおいしさを感じることができると感じました。

ただ冷凍食は6つ入りで半年以上保存できますので、冷凍と冷蔵を組み合わせて、1ヵ月のシミュレーションをしてみるのもありかなと思います。

こちらの実食レポートで紹介したたんぱく制限食は武蔵野フーズの「健康宅配」で簡単に注文できますので、実際に食べてみたいというかたは公式サイトをチェックしてみてくださいね。

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管理栄養士・健康運動指導士
宮澤かおるさん

病院で管理栄養士をしていた宮澤さんに、自宅で簡単にできるおいしい腎臓病レシピをおしえてもらいました。

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