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検査方法

腎臓病は、病気が進行するまでほとんど自覚症状が出ないのが特徴。ですから、定期的に健康診断を受け、腎臓の機能をチェックしておかなければなりません。

腎臓の異常が確認できる検査は、主に尿検査と血液検査になります。その検査結果について、どの数値に注意してみるべきかなどを解説しましょう。

さらに、血液や尿検査で要再検査となった場合、腎臓の機能をさらに詳細に調べるため、どのような検査が行われるのか、具体的にご紹介します。

尿検査では何が分かるか?

健康診断で一般的に行われている尿検査は、被検者の尿を採取してその成分を調べ、タンパク質や血液が混じっていないかをチェックします。ただし、体調によっては腎機能に異常がなくても、尿にタンパクや血液が混じってしまうこともあるので、必ず2〜3回繰り返し検査する必要があります。

尿検査の結果としてよく表示される項目について、異常が見つかった場合にどのような病気が疑われるのか、リストアップしてみました。

  • 尿潜血反応……陽性(+)の場合は尿管結石や腎炎の疑いあり
  • 白血球尿 ……陽性(+)の場合は尿路感染症、膀胱炎などの疑いあり
  • 尿糖   ……陽性(+)の場合は腎性糖尿、糖尿病の疑いあり
  • 尿沈渣  ……陽性(+)の場合はネフローゼ、腎盂腎炎、糸球体腎炎の疑いあり
  • 血中尿素窒素…正常値:8〜20㎎/dl以外の場合は、腎不全や糖尿病、肝硬変の疑いあり
  • 血清クレアチニン …正常値:男性0.8〜1.2㎎/dl、女性0.5〜1.0㎎/dl 以外の場合は、急性腎不全、慢性腎不全、尿毒症、腎盂腎炎などの疑いあり

血液検査では何が分かるか?

健康診断の中で、最もよく行われる検査のひとつが血液検査です。採血し血液中に含まれている成分を調べることで、腎臓やその他の臓器の機能、健康状態をチェックできます。

血液検査には、数種類の検査方法があります。

  • 血液一般検査…血液の中の赤血球や白血球、血小板などを調べる検査。血液凝固検査や末梢血検査、赤沈検査などはこちらに含まれます。
  • 血液生化学検査…血液の中でも、血清に含まれる物質を分析する検査。タンパク質や窒素、脂肪、尿素やクレアチン、ブドウ糖などを分析することで、肝臓や腎臓の機能を調べます。
  • 免疫学的検査…血液の中の抗体などを調べるもので、糸球体腎炎などの検査として行われます。免疫グロブリン量を調べると、ネフローゼやIgA腎症などが分かると言われています。
  • 血液ガス検査…血液中の酸素や二酸化炭素の量、血液のpHなどを調べます。腎不全などの疑いがあるときに行われます。

さらに詳細に調べる場合は…

尿検査や血液検査で疑いがある場合は、さらに詳細な検査を行います。主に行われるのは、以下のような方法です。

<腎生検>

腎臓に直接細い針のようなものを刺して組織を取り出し、顕微鏡で観察する検査。局部麻酔をして針を刺す方法と、手術で切開して行う方法があり、入院が必要です。腎炎やネフローゼ症候群を診断する際に良く行われる方法です。

<画像診断>

CTスキャンや超音波エコー検査、血管造影やMRIなどを使って、腎臓を画像として映し出し、確認する方法です。腎臓の形や大きさを撮影する方法、内部を撮影する方法、動脈や動脈の流れを撮影する方法などがあります。

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管理栄養士・健康運動指導士
宮澤かおるさん

病院で管理栄養士をしていた宮澤さんに、自宅で簡単にできるおいしい腎臓病レシピをおしえてもらいました。

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